統合失調症について
統合失調症とは、実際にはない声が聞こえる、誰かに監視されていると感じる、考えがまとまらない、感情が乏しくなるなどの症状が現れ、日常生活や社会生活に支障をきたす病気です。多くは10代後半から30代にかけて発症し、およそ100人に1人が経験するといわれています。
発症の前触れとして、眠れない、集中できない、人と会うのが億劫になるといった変化が数週間から数か月続くことがあります。ストレスや環境の変化が引き金となることもありますが、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れが関係していると考えられています。
適切な治療を続けることで症状は改善し、多くの方が地域で安定した生活を送れるようになります。早期に治療を始めるほど回復も良好ですので、気になる症状があれば早めの相談が大切です。