パニック症、広場恐怖症について
パニック症とは、突然、動悸や息苦しさ、めまい、死んでしまうのではという恐怖などの強い身体症状(パニック発作)が起こり、その発作が繰り返され、「また起きるのでは」という予期不安や行動の変化が1か月以上続く状態です。広場恐怖は、電車やバス、人混み、一人での外出など、すぐに逃げられない状況を恐れて避けるようになる状態を指します。
ストレスの多い時期や過労、睡眠不足などがきっかけとなり、最初の発作を経験した場所や状況を避けるようになることで、生活範囲が狭まっていくことがあります。真面目で責任感が強い方に多い傾向があります。
適切な治療により多くの方が改善し、元の生活を取り戻せますが、放置すると外出困難やうつ状態に至ることもあるため、早めの受診が重要です。