強迫性障害(強迫症)とは
強迫性障害とは、自分でも不合理だとわかっているのに、ある考えやイメージが頭から離れず(強迫観念)、それを打ち消すために特定の行動を何度も繰り返してしまう(強迫行為)状態が続き、日常生活に大きな支障をきたす病気です。
きっかけははっきりしないことも多いですが、ストレスや生活環境の変化、完璧主義的な性格傾向が関連することがあります。はじめは軽い不安や確認行為でも、それを繰り返すうちに症状が強まり、何時間も儀式的な行動に費やすようになることがあります。真面目で几帳面な方に多い傾向があります。
適切な治療により症状のコントロールが可能で、多くの方が日常生活を取り戻せます。ただし放置すると慢性化し、うつ病を併発することもあるため、早めの受診が重要です。