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注意欠如・多動症(ADHD)

「うっかり」と「そわそわ」は、生まれつきの脳の個性かもしれません


注意欠如・多動症(ADHD:Attention deficit hyperactivity disorder)について

生まれつきの脳機能の発達の偏りにより、年齢に見合わない「不注意さ」や「多動性・衝動性」が持続的にみられる状態です。
これらの特性により、日常生活や社会生活に支障をきたすことがあります。
症状は幼少期から現れ、多くは学齢期に気づかれます。成長とともに症状が変化することもありますが、特性そのものがなくなるわけではありません。

  • 集中力が続かずケアレスミスが多い
  • 人の話や指示を覚えていられない
  • 忘れ物、失くし物が多い
  • じっとしていられない
  • 相手の話を最後まで聞けずに話し始めてしまう
  • 順番待ちが苦手

治療

 治療の基本は、本人の特性を理解し、生活しやすいように環境を整えることです。例えば、集中しやすいように机の周りを片付けたり、やるべきことをリスト化したりするなどの工夫が有効です。また、自分の行動をコントロールするためのトレーニング(行動療法)や、対人関係を円滑にするためのソーシャルトレーニングなども行われます。必要に応じて、脳内の神経伝達物質の働きを調整する薬が処方されることもあります。

 薬物療法では、メチルフェニデート、リスデキサンフェタミンメシル酸塩、アトモキセチン、グアンファシンなどの薬剤が症状緩和のために使用されることがあります(当院はコンサータ処方登録医療機関です)。

 もし、ADHDの特性によって生きづらさを感じているなら、一人で抱え込まずに相談してください。あなたの特性を理解し、あなたに合った方法でサポートすることで、より自分らしく、充実した毎日を送れるようになります。

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