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発達障害の診察、相談をご希望の方へ

発達障害の外来で大切にしていること

「困りごとの本質を理解し、長期的な支援につなげる」

—— そのためには、現在の症状だけでなく、幼少期から今に至るまでの発達経過と周囲の評価が欠かせません。

  • 「とりあえず診断名だけ知りたい」「軽く相談してみたい」というお気持ちの場合、十分な情報がそろわないと正確な判断が難しい点をご理解ください。
  • 診断名だけがゴールではありません
    • 「診断名がつかない=支援が受けられない」というわけではなく、今の生活を改善する具体策を一緒に考えることを重視しています。
    • 以下の点にご留意ください
      • 初診は約30分かけて詳しく困りごとを伺い、改善の方向性をご提案できます。
      • 再診はおおむね7~10分と限られるため、以降は「進捗確認・薬物調整・必要書類の作成」が中心になります。
      • 具体的な生活スキル訓練や継続的カウンセリングが必要な場合は、当院で方針を立てたうえで、臨床心理士・就労支援機関・自治体の相談窓口など外部リソースとの併用をおすすめしています。

ご協力いただきたい事

発達障害は今現在の症状・困難だけで診断することはできません。幼少期から今までの、ご家庭、学校、仕事など、多くの場面での困りごと、家族、教師、友人など、周囲の人々からの意見など、できるだけ多くの情報が必要です。

初診までにご準備いただきたいもの

  • 母子手帳、学校の通知表・成績表(小〜高校)
  • ご家族・教師・友人など第三者のエピソード(同席/手紙/メモ形式 いずれも可)
  • WEB問診(デジスマ)後半の発達障害関連設問(できる限り詳しくご入力ください)
  • 他院での診療情報提供書・心理検査結果(すでに診断済みの方)

当院で対応できること

  • すでに他院で診断済みの発達障害の方の診療を引き継ぐことは可能です(診療情報提供書、心理検査の結果をお持ちください)。
  • ADHD治療薬の処方が可能です。
    • コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩)
    • ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)
    • ビバンセ(リスデキサンフェタミンメシル酸塩)
    • インチュニブ(グアンファシン塩酸塩)
  • 問診、自己記入式心理検査(AQ-J、ASRS-v1.1、CAARS等)を通して、「発達障害の可能性は低い」「グレーゾーン」「明らかに発達障害である」という水準の診断はある程度可能です。しかし、問診と自己記入式検査だけでは診断を決定しきれない場合もございます。
  • 当院ではWAIS-IV等の詳しい心理検査を実施できません。詳細な心理検査の実施を希望される場合は、こちらのリンク等を通じて相談機関にお問い合わせください(当院からの紹介状が必要な場合は発行いたします)。

心理検査の報告書発行について

  • 診察、自己記入式心理検査を通じて、結果は口頭でお伝えします。
  • 口頭でのフィードバックは診察料に含まれます。報告書が必要な場合のみ料金を頂戴します。診察内容と心理検査の結果を考慮した報告書をご希望の場合は、以下の料金で発行させていただきます。

AQ-J、CAARS 報告書:6,600円 (どちらか一方のみの場合は3,300円)

※報告書発行には2週間程度お時間をいただきます。

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