診断・治療について

診断・検査について

診断について

世界保健機関(WHO)のICD-10(今後ICD-11へ移行予定)や米国精神医学会のDSM-5TRなどが、代表的な診断基準として知られています。これらの診断基準は比較的判別しやすい症状をリストアップしており、わかりやすいという長所があります。しかし、その簡易性ゆえに、一見すると自分がある疾患に当てはまっているように見えやすいという短所もあります。最終的な診断は、症状の経過、既往歴や家族歴などの情報を元に、実際に専門医が診察した上で総合的に判断する必要があります。

検査について

精神科・心療内科は心の健康を扱う診療科ですが、心と身体は密接に関連しています。心の不調の背景に身体疾患が潜んでいる可能性もあるため、当院では必要に応じて血液検査や心電図検査を実施しております。これらの検査は、適切な診断と治療方針の決定に重要な役割を果たします。

ただし、当院では実施できない検査もございます。

  • 脳画像検査(頭部MRI、CT)
  • 詳細な心理検査
  • 睡眠時無呼吸症候群の検査

他院でこれらの検査を受けられた方は、結果をご持参いただければ幸いです
当院は患者様の心身両面の健康を総合的に評価し、最適な治療を提供するよう努めております。

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